ハイリスク薬の重大な副作用について円滑なコミュニケーションをサポート
株式会社カケハシ(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:中尾 豊、以下「KAKEHASHI」) は、薬局向けの基幹業務システム「次世代電子薬歴システム Musubi」(以下「Musubi」)に、ハイリスク薬の重大な副作用について患者さんに説明し、薬歴のドラフトに自動転記する機能を追加したことをお知らせします。これにより、ハイリスク薬の重大な副作用の初期症状を指導文として提示す ることで患者さんにわかりやすく説明し、重症化の予防をサポートすることが可能となります。 KAKEHASHIは今後も薬剤師の提供価値を最大化し、患者さんへより質の高い医療を提供するプラットフォーム構築を推進します。
Musubiのプロダクトオーナーであり、現役の薬剤師でもある永瀬 彩夏は次のように述べています。「ハイリスク薬の重大な副作用が起きる頻度は高くありませんが、指導文に特長のあるMusubi を使った服薬指導で、どのように患者さんとコミュニケーションを取ることができるのか、サービス開始時から設計を進めてきました。この機能追加により、薬剤師が説明しづらい内容を、患者さんにとって理解しやすい形で説明するサポートが可能となります。例えば、重大な副作用の説明をする際に「肝機能障害が起きる可能性があります」と病名を伝えるのではなく、「発熱・発疹・吐き気と いった症状が出たらすぐに連絡してください」というように、初期症状に置き換えた指導文が表示されることで、患者さんと薬剤師のコミュニケーションを円滑にし、重症化予防のサポートができると考えています」
Musubiの準備画面にて、ハイリスク薬の重大な副作用の初期症状のうち、薬剤師が説明するものを選択。その内容を指導文として提示しながら患者さんに服薬指導し、話した内容を薬歴のドラフトとして自動に転記します。
①処方薬の中にハイリスク薬が存在する場合、服薬指導の準備画面に「ハイリスク薬の重大な副作用 の表示選択」という項目で、ハイリスク薬とそれに対応する重大な副作用が表示されます(赤線で囲まれた部分)
②説明する初期症状を選択します
③選択した薬剤と副作用の初期症状が一覧に記載されます
④準備画面で選択した薬剤は、薬剤詳細画面にて指導文が「重大な副作用」として表示されます。
患者さんに説明後、チェックボックスに✓を入れると、自動で薬歴のドラフトに転記されます
薬歴画面
Musubiは、患者さんと真剣に向き合う薬剤師をサポートする「完全次世代型の電子薬歴システム」として開発されました。薬剤師は、患者さんと一緒にMusubiのタッチ機能付き端末画面を見ながら服薬指導を行い、その内容が自動で薬歴のドラフトとして残ります。
Musubiを利用することで、患者さんとのコミュニケーションと薬歴記入を同時に行うことができます。それにより、今まで服薬指導とは別に毎日数時間かかっていた薬歴記入に関わる薬剤師の業務 負担を、大幅に削減することが可能となります。さらに、Musubiが患者さんの健康状態や生活習慣にあわせた服薬指導や健康アドバイスを提示することで、 新しい薬局体験を患者さんに提供することができます。2017年8月にリリースして以来、全国の薬局約6万店舗の約16%にあたる合計10,000 店舗以上の薬局から問い合わせがありました。現在は順次導入店舗を拡大しています。
サービス紹介 https://www.kakehashi.life/
「医療と患者さんをつなぐカケハシ」「医療と明るい未来をつなぐカケハシ」になるというビジョンのもと、2016年3月に創業しました。医療現場の課題を深く理解し、最新の技術をもって今までにない医療システムを提供することで、社内外の医療従事者と一緒になってより良い日本の医療の未来を形作っていくことを目指します。
会社名 株式会社カケハシ
設 立 2016年3月30日
所在地 東京都中央区築地4丁目1-17 銀座大野ビル9F
U R L https://www.kakehashi.life/
株式会社カケハシ 広報
メール pr@kakehashi.life
電 話: 03-5357-7853