国内における小児ADHD治療薬は、メチルフェニデート徐放剤、 アトモキセチン、グアンファシン、 リスデキサンフェタミンの4剤が承認されているが、リスデキサンフェタミン承認後の処方実態を包括的に分析した研究は十分ではなかった。そこで本研究では、クラウド型電子薬歴 Musubiを用いたデータ解析により、2022年以降の国内における小児ADHDの薬剤治療の実態を調査し、最新の処方動向を明らかにすることを目的として調査を実施した。その結果、治療選択において男女差があることや、GXRが最も多く使用されていることが明らかになった。